先日、一見全く今の仕事と関係なさそうな建築のシンポジウムに参加してきました。
「クリマデザイン」ってなんだ?
クリマデザインとは、自然環境と親和する建築計画の手法のことをこう呼ぶそうです。
つまりは空調などで管理された自然環境と隔離されたような空間ではなく、太陽の光や湿度や気温や気流など、周りの自然や季節などと関わりをもって建築計画を考えるということのよう。
実際の施工例などで、放射式の冷暖房を用いることで、環境の影響を受けやすい変温動物たちの生きるリズムを整え、繁殖に成功している札幌の円山動物園の爬虫類館のお話や、京都の八百屋さんの例など興味深い話がいっぱいでした。
隔離環境で暮らす動物や人間も、こういったハード面が昔の日本の家屋のように気候に準じた作りになるっていいなと思いました。
中医学でも、自然と身体は繋がっていて太陽の光や陰や、絶えず動きつつもバランス(平衡状態)を保っている動的平衡が生命活動を支えているという考え方をします。
環境が身体に与える影響はとても大きいですが、なんとか耐えて生きられるという多少無理のある適応によって、現代は成り立っています。
そんな中で、これまで自然と共生してきた暮らしかたを見直して、それをハード面にうまく取り入れていきましょうという提案がなされたことはとても素敵だなと思いました。
動物病院も無機質になりがち。入院室のエアコンも動物にとってはこたえるだろうななと思うことも。そんな中で窓辺の暖かな日差しの中で眠る猫たちの心地良さそうな顔。
こういう考え方が浸透してうまく建築にも取り入れていけたらすばらしいなと思いました。
ほしのどうぶつ日記
- クリマデザイン -
2016.09.14








