ほしのどうぶつクリニック 往診専門

ほしのどうぶつ日記

ほしのどうぶつクリニックからお届けする
さまざまな動物にまつわるコラムです

ぐっと寒さがまし、あという間に立冬へ突入です。

乾燥も激しく、寒さも厳しくなってきました。

陰気がぐっと強まり、陽気が不足しがちになります。

身体が冷えやすい方は杜仲茶がおすすめ。補陽効果があり、肝、腎を強めます。安胎作用もありますので妊婦の方にも良いですね。

 

「歯槽膿漏」

高齢の犬や猫では、腎と関係の深い歯のトラブル、歯槽膿漏がとても多いです。

最近飼い始める方には歯磨きの重要性をよくお話ししますが、それでも犬や猫の歯磨きを日々するというのは大変手間のかかることです。

様々な歯磨きグッズが売られてはいますが、なかなか磨かせないという子も多いですね。

そんな中、患者様のアイデアがとても素晴らしかったのでご紹介させていただきます。

 

ミニチュアダックスのマインちゃんは高齢で、歯槽膿漏がひどく、唾液も粘調。下顎のリンパも腫れるほど。口の中の粘膜もただれてとてもお口を触らせません。

口元に手をやるとガウガウと噛もうとして怒ってしまいます。

歯槽膿漏ってとっても痛いんです(><)

抗生物質などで一時期コントロールができても、またやめるとすぐにぶり返すの繰り返し。

そこで飼い主様が考えられたのが

「噛むなら噛んでいい歯磨き法」

 

やり方のご紹介です。

1.まずいらないTシャツなどのけば立たない素材の洋服を適当にがたがたに切る。

 

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2.その端切れを何か所か結ぶ

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3.当クリニックで扱っている「マコモ」液を浸す(マコモは昔お歯黒にも使われており、虫歯予防にもなります。マコモについては次回)

 

4.口元に持って行きガウガウ噛ませ、かみしめたところでマッサージもする

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これを続けたところ、10日ほどでびっくりぽんな結果となりました。

粘調だった唾液が減り、口内のただれも引き、リンパの腫れもひきました。

口臭もほぼ半減。食べられなかった固形の食べ物もかんで食べられるレベルに!!!

実演して見せていただいている間にも、歯にこびりついた歯石がポロリ。

 

感動しました。

今まで歯磨きができない子は麻酔をかけて・・・といっても高齢だから無理ですね・・・抗生剤飲ませましょう・・・という解決とはいいがたい解決法のご提案しかできなかった自分が情けないです。

飼い主様のアイデアに救われた気がした一瞬でした。

そしてなかなか歯磨きをさせないわんこにも出来ることがあるという一つの方法を皆様にご紹介することを許可いただきました飼い主様、マインちゃんに感謝いたします。

 

鍼灸後のマインちゃん

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ほしのどうぶつ日記
- アイデア勝負 -
2016.11.12

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